愛知も梅雨入りしました。エアコンが必要な時期に突入しましたね。
エアコンを取り付けるためには、壁に穴をあけて(あいている場合もあり)室内機と室外機を配管でつなぐ必要があります。
そのためには壁に穴が必要です。
エアコン配管穴あけ失敗されて筋交い切られた!!
穴あけ失敗して、ゆきだるまみたいな穴あいた!!!なんてことはありませんか?
こんにちは~。YU~電工女子です。毎日エアコンの取り付け(年間800~1000台)をしている電気工事士(電工女子)です。
毎日いろいろな取り付け方のエアコンを目にしています。
これ、ちょっとヤバいぞ!っていうのもかなりあります。
エアコン取り付け失敗されたくないですよね。
今回はエアコンの配管穴あけ(位置)が超重要なわけ3つをお話ししていきますね。
ポイント
・穴位置で室内機のだいたいの場所が決まってしまう
・ご希望のエアコンが取付けられない場合がある
・追加料金になることがある
エアコンの配管穴位置が重要な3つのわけとは
エアコンの配管穴位置が重要な3つとは
- エアコンの配管穴位置でエアコンの室内機のだいたいの取り付け場所が決まってしまう
- エアコンの配管穴位置と天井との間が狭すぎると、希望のエアコンが取付けられない場合がある
- 追加料金になることがある
ではこちらの3つを詳しくお話ししていきます。
エアコンの配管穴位置でエアコンの室内機のだいたいの取り付け場所が決まってしまう
壁の中にはたくさんの電線もありますし、筋交いといって柱と柱の間に建築物の構造を補強する部材に穴をあけてしまったら大変なことになってしまいます。(工法によっては筋交いのない家もあります。)
外壁には戸袋があったり通風孔があったりします。
そのため、エアコンの配管穴をあける場合はしっかりと下調べをしてからあけなければなりません。
エアコンの配管穴といってもどこでも好きな場所にあけてもいいわけではないのです。
こちらは入れ替え時の写真ですが、こちらの場合はこのパターンでしか取り付けができません。
エアコンの室内機は配管穴位置より上に取り付ける必要があって、このように穴位置でだいたいの取り付け場所が決まってしまいます。
配管穴位置より低くエアコンの室内機を取り付けしてしまうと排水が逆流(逆勾配のため)して室内機から水漏れをおこす原因となるからです。
エアコンの配管穴と天井との間が狭すぎると、ご希望のエアコンが取付けられない場合がある
新築の戸建てやマンション、賃貸のアパートなど建築会社さんの方で穴あけをしてくれている場合があります。
すでに穴があいている場合は、その穴に合わせて取り付けするしかありません。
配管穴と天井との間が狭すぎてスリム型のエアコンしか取り付けられない事例があります。
このエアコンの高さ位置でエアコンの配管穴が室内機のうしろに隠れて取り付けできてるのはスリム型のエアコンだからです。
スリム型のエアコンは少し割高だったりとで意外な出費となったり、機種も限られてしまいます。
スリム型のエアコンについてはこちらもご覧ください。
追加料金になることがある
賃貸のアパートでたまにある、足元のほうにあいている配管穴の場合は、別料金がかかることがあります。(写真参照)
室内と室外のふたてに分かれての作業で配管を通す場合や、標準工事内でおさまらない配管長さを使用した場合などは追加料金が発生することがあります。
エアコンの配管穴位置はどこがいちばん良いの?
エアコンの配管穴はできるだけエアコンの室内機でかくしたいですよね?(見た目の問題)
配管穴は完全に室内機の後ろに隠れています。
追加料金だってないほうがいい!ですよね!!
もっとも一般的な場所は、エアコンの室内機の右下です。それはエアコンの本体側補助配管は右側についていることが多いからです。
配管穴が右側にあればそのまままっすぐ外に出して室外機とつなぐことができるからです。
左下にあけることもできますが右下に比べると排水はしずらくなります。うまく排水できないと水が逆流して水漏れのおそれがあります。
ポイント
建物の構造上の問題など特別な理由がない場合は、右下がベストな位置になります。
また配管穴が右下にあることでエアコンの室内機を取り付けた際、配管穴は室内機のうしろに隠れてしまいますので取り付けた後も見た目はきれいですね。
また室内機の真下に室外機を置く場合は、最短距離で室内機と室外機をつなぐことができますので、配管の追加料金などがかからずに取り付けるできることが多いです。
これらの理由によりエアコンの配管穴は右下にあけるのがベストな位置になります。
エアコン取り付けの標準工事について(基本工事)
標準工事とは、室内機と室外機をつないでエアコンを使える状態にすること。
室外カバーや室内カバーは別料金(追加料金・追加工事)。
配管の延長や室外機の平地置き以外は別料金。