こんにちは~。Yu~電工女子です。毎日エアコンの取り付けをしている女性電気工事士です。
エアコンなんて室内機と室外機おいてつなぐだけでしょ!?
いろいろ追加料金がかかるの??以前のわたしも同じようなことを思っていました。
しかし、エアコン取り付けの仕事をしてわかったこと。ただ取り付けるだけなんだけど、そこには職人の技であったり特殊作業があるんですね~。
簡単には取りつかないのです、現にエアコン一台の取り付け時間は取り付ける環境や条件にもよりますが約2時間ほどかかります。
取り付けるのにはたくさんの工程があります。工程についてはこちらで確認してみてください。
今回はエアコン室外機の設置場所について。
注意ポイント
エアコンは室内機と室外機セットで使える機械です。室外機置きたくないというわけにはいかなそうですね💦💦
ではどんな置き方をすると追加料金となるのでしょうか?
エアコン室外機特殊設置工事
エアコンの室外機特殊設置工事については、こちらの記事でも書きましたが、立ち下ろし、天吊り、屋根置き、二段置き、壁面壁掛けなどがあります。
直置きとは、地面に直置き、ベランダ直置きなどがあり、こちらは標準工事に入っていることがほとんどです。
立ち下ろしとは、室外機を置きたいところにベランダがなかったり、室外機を地面に直置きしたいときなどです。
天吊りは、ベランダの天井に専用の金具を使用して取り付ける方法です。アパートやマンションに多いですがベランダのスペースが狭い場合です。
屋根置きは、1階の屋根に専用の金具を使用して取り付ける方法です。傾斜のついた瓦屋根の家の場合が多いです。
二段置きは、二段置きの金具を使用して、一台分のスペースに二台分設置する方法です。
壁面壁掛けは、壁掛け専用のL型金具を使用して、建物の壁面に取り付ける方法です。
立ち下ろし
立ち下ろしは、室内機が2階に室外機を1階に設置します。2階から1階に配管をおろしてくるときに高所作業料金がかかります。特殊工事のなかでもいちばん安価な工事です。
天吊り
天吊りは、ベランダの天井に専用の金具を取り付けて、室外機を設置する方法です。専用の金具代とアンカー打ちが必要な場合は別途料金がかかります。
屋根置き
屋根置きは、1階の屋根に専用の金具を使用して、室外機を設置する方法です。専用の金具代と高所作業料金がかかります。傾斜のついた屋根に設置することが多いです。
二段置き
二段置きは、二段置き金具を使い一台分のスペースに2台の室外機を設置する工事です。新規で取り付ける場合は二段置き金具代がかかります。
もともとある二段置き金具のどちらかにのせる場合は追加料金は発生しませんが、室外機の上下入れ替えしての設置は別途料金がかかります。
取り付けるエアコンの大きさによっては、特殊サイズの二段置き金具を使用しないと取り付けられないことがありますので、事前に確認が必要です。
壁面壁掛け
壁面壁掛けは、L型の専用金具を使用して壁面に取付けします。アンカー打ちが必要な場合は別途料金がかかります。
室外機の置き方
水平に置く
各メーカーの据付説明書には水平に据付することと決められています
通気スペースを保つ
室外機のまわりに既定のスペースが保てないと冷暖房能力が下がってしまうことがあるからです
強風の当たらない場所に置く
強風があたることで、室外機のファンが壊れてしまう恐れがあるからです
雨や直射日光のあまり当たらない場所に置く
どんなものでもそうですが、雨や直射日光が当たると劣化の進みが早まってしまいます。
室内機と室外機をなるべく離さない
室内機と室外機を離してもよい距離が決まっています(機種によって違います)、距離が長すぎる場合は冷媒の補充(別途料金)が必要になります。